怖いけど、やっぱりSMが好き(はな 39歳 看護師)

ロウソク責め

決断、ふたたび

今回プレイしたはなは、半年以上前に調教志願の申し込みを送ってきていた。
何度かメールを交わし、その気になったところで会う約束をしたのだが、プレイ前日の夜に断りのメールが来た。
どうも直前になって怖気づいたようだった。
普通の神経をしていれば、怖いのは不思議ではない。
初めて会う相手に身を任す、しかも一つ間違えば怪我をしたり、最悪の場合、命を落とす可能性さえあるSMプレイの出会いなのだから。
はなも結局、迷いに迷って最後には諦めるという決断をしたようだった。
そのことを責める気など毛頭なく、本人がその気になるのを気長に待つのも自分流だ。

そんなこともすっかり忘れていたころ、調教志願のメールが届いた。
プロフィールを眺め、アドレスに目をやると、何か心に引っかかるものがある。
過去のメールをあたってみると、やはり以前にメールのやり取りをした相手だった。
それが今回のM女はなだ。

なぜ再び調教志願のメールを送って寄越したのかを訊ねると、断ってからもずっとどうしてよいか迷い続けていたというのだ。
SMは体験したいけど、やはり怖い。
不安だけど、緊縛やロウソク責めを受けてみたい。
そんな気持ちで逡巡を繰り返していたらしい。
しかしいくら考えても結果など出るはずもないので、今回思い切って、もう一度メールを出す気になったようだ。
さて、その決断は吉と出るか凶となるのか、運命にわが身を任せるはなだった。

ロウソク責め

緊縛やバイブでの快楽責めと同時に、はなはロウソク責めを希望していた。
SMでは定番のプレイなので、やはり興味があったのだろう。

後ろ手に縛り、床に横たわらせる。
足を開かせ股間に指を這わすと、すでにぐっしょり湿っている。
まだ何もしていないのに、期待で体が反応しているのだろう。
二本の指で内部をまさぐると、やわらかい肉がとろとろの蜜にからまっていた。
Gスポットを捏ね上げてやるとすぐに感じ始めた。
はなは火がつくのがとても早い女だ。
十分に体を開かせてから、ロウソク責めに移ることにした。

始めは体から離して、少しずつロウを垂らしてやる。
腹の上にポトポトと雫を落としていくと、はなは体をびくっと震わせた。
「ああ」
言葉を押さえようとしても、熱の刺激で声が漏れてしまう。
だが、嫌がっているようには見えない。
「オッパイも苛めてやるよ」
乳首を集中的に責めてやる。
「ああ、あー」
腹の上に垂らしたときよりも、反応がより激しくなってきた。
「感じてるのか?そんなに気持ちいいか?」
「はー、あー」
両方の乳首がロウでかたどりされている。
はなは言葉にならない返事をするのがやっとだった。

股間は以前にも増して濡れそぼっている。
男根で奥まで貫いてやると、肉がねっとりとくわえ込んだ。
無理やり両足を跳ね上げ、窮屈な体制で何度も奥深く突いてやる。
そのたびはなは、歓喜の声を上げる。
ロウソク責めでは静かに痛みの快感を楽しんでいたが、もう我を忘れてはなは酔っていた。

攻守逆転

はなは職場ではSタイプだと思われているそうだ。
後輩を甘やかさず、突き放した態度がそう感じさせるのだろうか。
Mの女は、一見するとSタイプに見えることが少なくない。
「実際はMなのにねー」などと、はなは微笑んでいるが、瞳の奥には嗜虐の炎が微かに揺らめいているのを感じる。
試しに少しだけSの真似事をさせてみた。

セックスの最中にこちらの乳首を愛撫させる。
その際に、指先に少し力を入れてつねるように命じる。
「ああ、気持ちいい」
大げさに反応してやると、はなは嬉々とした表情になった。
「もっと苛めてほしいの?」
「はい、お願いします」
攻守を逆転したプレイに、はなはすっかり馴染んでいる。
指先にこめる力が強過ぎ、相当痛い。
「ダメダメ、やり過ぎ、ストップ」
途中で止められたのが不満なのか、乳首の愛撫自体はやめようとしない。
「責められるのと責めるのはどっちがいい?」
「うーん、どっちもかな」
いたずらっぽく答えるはな。
あまり変なことを教えるとマジになりそうで怖い。

本来の関係に戻し、プレイ再開だ。
乳房を鷲づかみにし、乳首を捻りあげてやる。
「あー、ああ」
「どうだ、感じるか。お前はこうされるのが好きなんだろ」
「はい、もっといっぱい苛めてください」
「縛ってほしいか」
「縛って苛めてください。いっぱい苛めてほしい・・・」
Mのスイッチが入ったはなは、半ば放心状態で卑猥な言葉を口にする。
「はなの淫乱オ○ンコを滅茶苦茶に苛めてください・・・」
やはり、はなはMの方がお似合いのようだ。